業務内容のご紹介

株式会社NATURE CARE(ネイチャーケア)は北海道釧路市を拠点にて林業を行なっております。
こちらでは、具体的にどんな業務なのか、それぞれの特徴はなにか、などをピックアップしてお伝えいたします。
こちらに掲載していない、その他の業務もございますので、気になった方は
是非お気軽にお問い合わせください。お仕事のご依頼やなどの際
参考にしていただければと思います。

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地拵え(じごしらえ)

森づくりは、苗木を植える前の準備から始まります。その第一歩が「地拵え」という作業です。
地拵えとは、木を伐ったあとの山に残された枝や切り株、雑草などを片付けて、苗木が育ちやすい環境を整える作業のことです。地面をきれいにし、土に光や水が届きやすくすることで、これから植える木が元気に育つための大切な土台を作ります。見た目は地味かもしれませんが、地拵えは森林の再生に欠かせない重要な工程。自然の力を最大限に活かすために、人の手でしっかりと整えることが、未来の豊かな森へとつながっていくのです。

植林(しょくりん)

木を伐ったあとの山を、そのままにしておくのではなく、新しい木を人の手で植えて育てる作業が「植林」です。伐採された森に苗木を一本ずつ丁寧に植え、次の世代の森林へとつなげていきます。この作業は春から初夏、もしくは秋にかけて行われ、苗木が根を張りやすく、成長しやすい季節を選びます。
植林は、ただ木を植えるだけではなく、数十年先の自然と暮らしを支える“未来づくり”でもあります。
気温や日当たり、土壌の状態を見極めながら適した木を選び、環境に合った配置を考えて植えることが、豊かな森を育てるために欠かせません。

下刈り

植えた苗木が元気に育つためには、定期的な下刈りが欠かせません。
山に苗木を植えた後、その周囲には夏になると雑草や野草が一気に生い茂ります。これらの草が育ちすぎると、苗木に日光が届かなくなったり、水や栄養を奪ってしまったりして、木の成長を妨げてしまうのです。
そこで、私たちは草が生い茂る季節になると、苗木の周りを中心に草を刈り取る作業を行います。暑い時期の作業にはなりますが、苗木がしっかりと根を張り、将来の立派な木へと育つためにはとても大切な仕事です。

伐採

森林の仕事というと「木を切る」イメージが強いかもしれません。その木を切る作業が「伐採」です。私たちが行う伐採は、無計画に木を切るものではありません。長い年月をかけて育った木を、森の健康や資源の循環を考えた上で計画的に伐り出す作業です。伐採された木は、住宅の材料や紙、家具など、私たちの暮らしの中でさまざまに活用されます。しかし、伐ったら終わりではなく、その後に新しい苗木を植えて森を再生させるのが私たちの林業のあり方です。